山口とガードレールとみかんの話

海と空の青に黄色のガードレールが映えるのずるくないです? at 周防大島

 先日山口県を自転車で走る機会があったのですが、山口県には黄色のガードレールがありました。全部が黄色なわけではありませんが、田舎の道では比較的多く見られました。なぜ黄色いガードレールがあるのかその謎を「深追い」していくと意外なものに辿りつきました。

国体にあわせて県を代表する夏みかんの色に!

 昭和38年の山口国体開催にあたって、山口県で何か特色のあるものを作ろうと考える中で、県道のガードレールを県特産の「夏みかん」の黄色にしようという発想が生まれたんです。

元気になるメールマガジン!! 山口きらめーる 平成16年7月23日号(HTML版)VOL.50

  山口県広報広聴課のメールマガジンによると、なんと黄色のガードレールは1963年の国体からだったようですね。すでに50年以上の歴史あるものでした。現在は景観などに配慮しつつ県道や県管理の国道などに設置されているようです。山口県の人や旅行好きの人にはあるあるネタのようですが、ひとつ賢くなれましたね!ただの黄色ではなく「夏みかん」色だったとは驚きですね!!ちなみに、県花も夏みかんの花だそうですよ!!!

何気ない田舎道に夏みかん色のアクセントが加わる

 いかがだったでしょうか?で終わったら話としてはまとまっていても他のブログと同じで僕が書く意味はないのですが、今回は読み物なのでまだ続きます(笑)「実際のところ夏みかんはどのくらいつくられているんだろう?」と思ったので、調べてみました。

山口県の夏みかん生産量は?

 悲しいことに夏みかんは甘夏にその座を奪われ、現在ではほとんど生産されていないようです。しかもその甘夏でも山口県の生産量は第9位。シェアでは3%にも満たないのです。

果物情報サイト果物ナビなつみかんのうち、甘なつみかんのランキング より引用
出典 : 農林水産省統計

 しかも、もともと多くの夏みかんが栽培されていた萩市では、歴史的な景観への配慮から中心部ではこげ茶色のガードレールが増え、黄色のガードレールは希少なようです。インドに仏教徒が少ないみたいな感じですかね?(多分違う)

 それでも萩の夏みかんを残そうと再生拠点がつくられたり、お土産などとして夏みかんが取り扱われたりしているようです。

みかんは大島!

 今度は夏みかんがほとんど生産されていないとしたら、他のみかんはどうなんだろうと思ったので調べてみました。山口県で全国シェア1位を獲得している品種は独自ブランドのゆめほっぺ(せとみ)でした。また、温州みかんも生産されていて山口県の生産量の約8割を占め、ゆめほっぺも生産しているのが周防大島町でした!確かに周防大島町を走ったときも平地は少なく田んぼもあまりありませんでしたが、みかん畑はたくさんあったような気がします。

ちなみにこれは周防大島の道の駅で買ったみかん羊羹

そして辿りついた「みかん鍋」

 山口県でのみかんの生産に調べると同時に衝撃的なものに辿り着いてしまいました……。それは、「みかん鍋」です。

“みかんの島”で生まれた名物、「周防大島みかん鍋」を味わう!瀬戸内海の海の幸とみかんが強力コラボより ——— 2015.12.09 更新 (2019.6.6閲覧)

 このみかん鍋は周防大島町の新たな名物になっているようです。食べてみたいかと聞かれるとちょっと返答に困りますが、俄然興味は沸きました。もし今度みかんの季節に行ったら試してみたいかもしれません。というか誰か食べてみてほしいです。

 というわけで、山口とガードレールとみかんのお話でした。旅する土地を普段とは違う角度から眺めてみるとまた違ったおもしろみがあるかもしれません(?)

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