
船旅っていいですよね。船に乗ると遠くでも近くでも旅してる感じがして、旅情をかきたてられる感じがしてなんとなく好きです。ということで今回は自分が自転車旅の途中で乗ったことのあるフェリーの中からいくつかピックアップしてご紹介します! (船酔いしちゃう人ごめんなさい)
なぜ今船の話をするのだろうと思われた方もいるかもしれませんが、その理由は宇高航路の休止です。宇高航路は岡山県の宇野と香川県の高松を結ぶ航路で本州と四国を結ぶ大動脈といえる航路でしたが瀬戸大橋ができ橋の通行料金が安くなると利用者が減り2019年12月に休止しました。使う人が少なくなったらその航路はなくなってしまうということを改めて感じたのでみんなたまには船に乗ろうよ、ということでちょっと書いてみました。
※料金、ダイヤなどの情報は執筆時点のものです。ご利用の際は公式ホームページなどでご確認をお願いします。
奄美のフェリー
奄美大島にフェリーで行く場合は鹿児島新港~沖縄本島を結ぶ鹿児島航路の利用が一般的です。上り下りとも毎日1便あり鹿児島~奄美大島間の所要時間は約11時間、夜発朝着のダイヤが設定されています。船の中で休息をとれるので時間を有効活用できます。マルエーフェリーとマリックスラインが1日交替で運航しています。窓口も2つ並んでいて運賃も同じで違うのは船(と従業員さん)くらいだと思います。運賃は2等旅客と燃料油価格変動調整金、自転車あわせて1万円くらいです。学割もありますが、奄美・鹿児島交流割引が実施されているときはそちらの方が安いです。(併用はできません)

この航路に乗ったときは、旅客もそうですが物流の大動脈としての役割も非常に大きいことを感じました。フォークリフトが10台以上いて荷物が入ったコンテナをどんどんを降ろしたり積んだりしている様子が躍動感があって楽しかったです。奄美大島の特産である柑橘の「たんかん」など農作物の出荷時期には荷役のために遅れることもあるそうです。あんまり関係ない話ですが、この間メルカリで送ったものがなかなか届かないなと思っていたら届け先が沖縄となっていました。自分も乗ったことがあるこの航路を使って届いたのかなーと思うとちょっと感慨深いですね。
(参考) ねりかなや 奄美大島への行き方
青函航路

青森市と北海道の函館市を結ぶ航路です。こちらも津軽海峡フェリーと青函フェリーの2社がありますが、どちらかというと津軽海峡フェリーは旅客メイン、青函フェリーは貨物メインでフェリーターミナルやフェリー乗り場の位置も違います。個人的なイメージとしては快適さをとるなら津軽海峡フェリー、安さをとるなら青函フェリーといった感じです。各社それぞれ1日8往復所要時間は4時間ほどです。運賃は会社と時期によって異なりますが自転車とあわせて2500~5000円くらいです。学割もあります。
私が乗ったのは日本縦断中でした。本当は大間まで行きたかったのですが、日程と金銭的な問題を考慮して青森から貧乏学生の味方の青函フェリーの方に乗りました。次の日が台風の予報で少し心配しましたが、さほど揺れた記憶もなく無事着きました。次の日はなんと函館のご当地ハンバーガーレストラン「ラッキーピエロ」が台風のため全店臨時休業するという閉店芸を決める一幕もありました。
九州と四国を結ぶ 国道九四フェリー

九州と四国を結ぶフェリーは5つ(うち1つは休止中)の航路がありますが、国道九四フェリーはその中で最短の航路です。大分市の佐賀関と愛媛県伊方町の三崎を約70分で結び、日中は1時間に1本運航しています。運賃は自転車含めて1700円くらいですが、前日の23:00までにインターネットから予約すると割引があるようです。国道197号の海上ルートとして設定されており九州と四国がぐっと近く感じられます。
船舶は新しく造船されたものが多いらしく、とてもきれいで非常に快適に過ごせた記憶があります。また、佐賀関のフェリーターミナルも新しくなったらしいです。VISAとMasterCardのクレジットカードも使えてネットで予約もでき、快適に使えるように整備されつつあるのを感じられます。三崎港は街からは遠いですが、四国最西端の佐田岬に行くには比較的近くなるので、端っことりたい方にはおすすめです。
桜島フェリー

桜島フェリーは鹿児島港と桜島港を15分程度で結ぶ航路です。近距離なのに大きな船で日中は15~20分に1本、夜中も1時間に1本で24時間運航しています。車から降りずにそのまま乗れるのでお金を払うところは高速道路の料金所みたいな印象です。運賃は大人200円と自転車130円で合計330円。鹿児島と桜島、大隅半島をつなぐ重要な航路となっています。
たった15分の船旅でも晴れて降灰が少なければ桜島をバックに旅情をかきたててくれること請け合いです。はじめて鹿児島行ったときはちょっとびっくりしたのですが、桜島ってたいてい噴煙を上げているんですよね。火山があることがここが橋や海底トンネルにとってかわられることなく、航路として維持されている理由の一つのようです。
番外編 バリ島-ジャワ島間のフェリー

海は広くて大きいよということで海外編です。インドネシアのジャワ島Banyuwangi(バニュワンギ)のKetapang(クタパン)~バリ島Gilimanuk(ギリマヌ)を結ぶフェリーの紹介です。距離にして5kmくらいの短い航路で目と鼻の先のようですが船と港湾施設の関係で40分くらいかかるのんびり航路でした。運賃は覚えてないですが100~200円分くらいで安かった気がします。
船のなかにお弁当売ってる行商人みたいな人や足のマッサージ屋さんとか乗ってて割とカオスでおもしろかったです。めちゃくちゃぬるっと出発した覚えがあります。私はバリ島の方から乗ったのですが、時差があるので着いたら1時間進んでいたこともゆっくりしたように感じた理由かもしれません。
取り上げてみたら思ったよりメジャーな航路ばかりになってしまった気がするのですが、乗ったことある方も自分のときと比べて思い出してみてやってください。離島の行き止まりの航路などもっとマイナーなところも行ってみたいですね。比較的西日本が多くなってしまいました。伊豆諸島とか行ったらそちらも取り上げたいと思います。ということでフェリーのお話でした。

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